以前、当ブログ内で作曲のプロセスを公開した2曲が、やっと完成したのでお知らせいたします。
録音でまとまったスケジュールがなかなか取れなかったのと、ミックスの際にオーバーロードが多発して、作業に手こずってしまったので、思いの外時間がかかってしまいました。
それにしても、「最近は本当に制作のペースがゆっくりになってしまったなぁ」という反省と、「これはもう仕方のないことなので、のんびりやっていこう」という開き直りの気持ちが混ざり合って、ちょっと複雑な心境です。
体力的にも、あまり無理できなくなってしまいました。
何はともあれ、BandCampにアップロードしたので、もしよかったら聴いてみてください。
ブログ執筆時から完成までの道のりを、少し補足してまとめておきます。
A Perfect Day
フレーズサンプリングを主体とした作曲法として、その①、その②の2回に分けてブログ記事にしました。
その段階で、大まかなシンセパートはできていたのですが、録音時に、さらにシンセパッドと、シークエンス系の音を加えました。
ギターパートは、クリーンカッティング、クリーンアルペジオ、リード、パッドの4トラックです。
ギターの録音をしていると、「まだまだ修行が足りないな〜」と、毎度のことながら思ってしまいます。
パッドは、シンセパートも含めて何種類も使っていて、その辺の絡み合い具合が、僕の曲の特徴と言えるかもしれません。
フレーズサンプリングを多用しているので、全体のトラック数はそれほど多くはならなかったのですが、それでもミックスの際に、オーバーロードになってしまいました。
これは、Logicでオーディオに変換済みのMIDIトラックをフリーズさせることで何とか解消できました。
エフェクトのプラグインは、コンプとEQはどうしても各トラックに使用するので、その辺が重くなってしまう原因かもしれません。
ブログを書いているところまでは、割とすんなり進んだのですが、それ以降はちょっと苦労した印象です。
油断は禁物ですね。
Voices
エレピのモチーフを元に、そこからイメージを膨らませてできた曲です。
こちらも、シンセパートにパッドの音色で1トラック追加しました。
ギターパートは、クランチアルペジオ、リード、パッドの3トラックです。
この曲は、ピークのところでスネアとキックを3つ音を重ねたり、ストリングスやブラスを加えてオーケストラ風のサウンドにしたりしたので、トラック数がかなり多くなってしまいました。
そのためオーバーロードが頻繁に発生して、作業がとても難航しました。
オーディオに変換済みのMIDIトラックだけでなく、エフェクト処理が終わったオーディオトラックも、順次フリーズさせて何とか乗り切ることができた感じです。
僕は、これまで長い間DAWはDPを使っていて、それほどMacに負荷をかけることなく作業できていたのですが、Logicで作業するときには、全体のトラック数も意識しておく必要があると思いました。
とにかく、無事にミックスを完了できて、良かったです。
本当に大変でした。
制作後記
すっかりのんびりペースの制作進行となってしまい、こんな調子では、締め切りがタイトなスケジュールに対応できるのか?と、少し不安を感じている今日この頃です。
それでも、一応楽しんでやれたので、それでよしとしましょう。
いずれにしても、オーバーロード対策はどうにかしないといけないな、と思っています。
僕が使っているMac miniは、後からメモリーの増設ができないので、ちょっと頭が痛いところです。
RAMクリーナーのアプリなどを物色しているのですが、効果があるかどうかはわかりません。
Logicで、仮想メモリーをうまく使えたら良いのにな、と思います。
色々と問題がありつつも、とにかく、オリジナルとして久しぶりに公に発表する曲なので、楽しんで頂けたら嬉しいです。
次回もお楽しみに。